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PTFEボール

業界 化学・半導体・食品・医療 エネルギー・プラント
材質 PTFE
サイズ ~φ30
ロット -
精度 ±0.05mm
※精度は、ご要望のサイズ・形状によって異なります。

PTFEボールの精密球面加工

高機能テフロン球を高精度・同一品質で量産化

PTFEボールとは

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製の球状部品で、テフロンボールとも呼ばれます。

耐薬品性・低摩擦性・非粘着性に優れ、バルブやポンプなどの流体制御機器に広く使用される高機能樹脂部品です。

 

PTFEボールの優れた特性

  • 耐薬品・クリーン重視(クリーン用途に最適)
  • 低摩擦・自己潤滑性(部品寿命の延長に貢献)
  • 非粘着性(異物・液体付着しにくい)
  • 広い使用温度範囲(過酷使用環境にも対応)
  • 電気絶縁性(電流を通しにくい)

 

▼ 金属と違って、錆びず、潤滑不要で安定した性能を長期間維持することができます。

項目 PTFEボール 金属ボール
材質特性 高機能樹脂(PTFE) ステンレス・鋼など
摩擦特性 低摩擦・自己潤滑 潤滑が必要な場合あり
潤滑油 不要 必要な場合あり
耐薬品性 非常に高い 薬品により腐食の恐れ
耐腐食性 錆びない 錆・腐食の可能性
非粘着性 付着しにくい 付着しやすい場合あり
電気特性 高い電気絶縁性 導電性あり
重       量 軽量 重い
使用環境 薬液・クリーン用途向き 高荷重・高剛性用途向き

 

NC旋盤による高精度加工

NC旋盤によるPTFEボールの加工は、高精度、高再現性、柔軟な生産対応が可能な製造方法です。

デジタル制御により、軟質材料PTFEをミクロン単位の精度で球体に加工でき、同一品質の製品を大量生産できます。

 

PTFEボールの用途

PTFEボールは、以下のような幅広い産業分野で採用されています。

  • バルブ・ポンプ部品(化学プラントや食品工業のバルブシート、チェックバルブ用ボール)
  • ベアリング・軸受部品(食品機械や医療機器など)
  • 計測・分析機器(化学分析装置や流量計の内部部品)
  • 攪拌・混合装置

 

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)材質の特性

特性項目 特性内容
耐薬品性 ほぼすべての酸・アルカリ・有機溶剤に対して優れた耐性
使用温度範囲 -200℃~+260℃(低温脆化なし)
耐水素性 水素環境下でも脆化せず、長期耐久性を維持
摩擦係数 固体材料中で最低レベル(0.04~0.1)の低摩擦特性
弾性・変形 弾性がほとんどなく、優れた寸法安定性
耐圧性 高圧縮下でも優れた耐圧性能を発揮
非粘着性 表面エネルギーが低く、物質が付着しにくい
生体適合性 医療機器・食品接触用途に適合
耐候性 紫外線や酸素による劣化がほとんどない
物性項目 数値
密度 2.13~2.22 g/cm³
使用温度 -200℃~+260℃
融点 327℃
摩擦係数 0.04~0.1

 

技術・仕様に関するご相談は、販売促進係までお気軽にお問い合わせください。

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